中小企業が取り組むべき

『DX』のステップ

Illustrative Scene Digital Marketing

第五回​

「DXを継続させる」

目次

①これからの変化に対応するために

会社の仕組みを変える

パイロットプロジェクトもいよいよ大詰め。

社内の雰囲気も変化してきた頃、

つ​いに3カ月の成果を示す時に...!

これからの変化に対応するために

~DXチームAの場合~​

皆さん、今日は業務プロセスの変更について、

そして新規事業の意見交換会を開きます。

これが私たちのビジネスの未来を作る第一歩です!

DXチームA リーダー

営業部 山川

でもさぁ、正直言って、今のやり方でもうまくいってるじゃないか?

なんでわざわざ手間が増えるようなことをするんだ?

営業部 反田(ハンダ)

確かに。手間ばっかり増えて、現状で十分じゃないか?

営業部 対馬(ツシマ)

その気持ちもわかります。でも、これはただの変更じゃなくて、

新規事業に対応するためのプロセスなんです。

今のままじゃ対応できないことが増えていきます。

DXチーム メンバー

システム部 中村

新規事業、ねぇ…でも本当に必要なのか?

必要です。

何故なら、次のプロセス、次の業務に使えるデータになるからです。

これがなければ、時代に取り残されてしまう。

今は手間に見えるかもしれないけど、長い目で見れば効率化も進むし、​新しい収益源も確保できるんです。

まぁ…そう言われると、

確かに新しいことを始めるなら仕方ないかもしれないな。

まぁ、理解はしたよ。

実際にやってみて成果が出るかどうか、そこが重要だな。

やってみましょう!!!

...あ、あぁ​。

これからの変化に対応するために

~DXチームBの場合~​

皆さん、最初は反対意見も多かったですが、

このプロセス、試してみる価値があると思いませんか?

DXチーム Bリーダー

営業部 川井

そうだな、最初は不安だったけど、

実際にやってみると慣れるものだね。

業務効率化にも繋がりそうだし、

新規事業のために必要なことがよくわかる。

メンバーも興味を持っているよ。

営業部部長 賛井 (サンイ)

私も協力するよ。DXってこういうことなんだな、必要性が分かってきた。

総務部 成田(ナリタ)

営業部のデータ形式が変われば総務部のシステム入力が楽になって、

総務​部の仕事も減るからっすよね。

DXチームB メンバー

システム部 丸川

そうそうそう!営業部に何回言っても聞かなくてさ、

...って、うるさ​いよ?​

これからの変化に対応するための施策①

~新しいテクノロジー~

DXを継続するには変化に対応していくことが大事だと思うのですが、​

具体​的にどうすればいいんでしょうか?

まずは、新しいテクノロジーに触れてみることが重要です。

例えば、AIやIoT、クラウドなど、

最新の技術がどうビジネスに役立つかを考えると、

アイデアがどんどん広がりますよ。

DXには発想力も必要だから、ネタを自ら掴みにいくってことですね。

技術者に会って、彼らの知見やノウハウを得るのも一つの方法です。​トレンドもキャッチできるし、専門家から直接アドバイスをもらえる​のは貴重ですよ。

なるほど。自分の視野が広がりそうですね。

テクノロジーを使うことで、

もっと具体的にDXを考えることができそ​うです。​

その通りです。最先端のテクノロジーを使いこなすことで、

DXの進行もスムーズになりますし、

将来的な変化にも柔軟に対応できるようになりますよ。

これからの変化に対応するための施策②

~「仕組み」を変革~

DXの継続には、会社の「仕組み」を変えることも必要ですよ。


仕組みですか...具体的にはどのように対応すれ​ばいいですか?

まず、DXが成功して会社が利益を上げたら、

その利益を貢献してくれた従業員に還元することが​大事です。

これが、従業員のモチベーション​を高めて、

さらなるDXへの意欲を引き出すことに繋​がります。

確か​に、何らかのメリットがないとただのボランティアですもんね。

それだけじゃありません。もしDXで業務プロセスが大きく変わるなら、

企業パーパス(存在意義と目的)再​考も必要です。

例えば、対面での接客を主とし​ていたお店が、

オンライン販売に​移行した場合、

その変化に合わせて会社の目的や使命も見​直すべきです。

従来のやり方じゃ通用しなくなったら、企業のあり方も変わりますものね。

その通りです。そして、経営の意思決定も変わってきます。

これまでの多くの企業は、KKD、つまり『勘・経験・度胸』に頼って

経営判断をしてきました。

これは、経営者の直感や経験に基づいて意思決定するスタイルです

勘と経験に頼る…昔ながらのやり方ですね。でもそれじゃ、変化に対応しに​くいってことですか?

そうです。DXの時代には、データドリブン(データに基づいた意思決定)な​経営に転換することが重要です。

例えば、売上データや顧客の行動データ、在庫データなど、

具体的な数値や統計情報を分析し、どの方向に進むべきかを判断します。

なるほど…データを使えば、勘や経験に頼らずに、確かな根拠を持って意思​決定できるってわけですね。

その通りです。データドリブンな経営にすることで、未来の予測や市場の​変化に対する柔軟な対応が可能になります。

結果として、DXが進む中で、より戦略的な判断ができるようになり、

企業全体がより競争力を持つことができるんです。

経営そのものが進化するってことですね。確かに、データを活用すれば、ビ​ジネスの未来も見据えやすくなりますね。

その通りです。DXはただの技術導入ではなく、会社の仕組みや経営の在り​方そのものを変えるプロセスなんです。

あれ多分ワシの 仕事だよね...

$&’&%?

$&’&%!

それぞれの努力が実り、

パイロットプロジェクトは目標を達成。


全体会議ではDXチームが成果を報告し、

事業継続の重要​性を訴えた。

最初は反対だった人も、徐々に慣れてきてくれています。昨日のアンケート​結果では社内の80%が理解を示しています。

業務プロセス変更対象のメイン部署である営業部と、その業務に絡む総務の​賛成意見もとれています。

総務部は仕事が楽になりますしね。

リーゼントくん。..​うるさいよ?

我々はこのパイロットプロジェクトで、

今後に繋がるビジネスであるということを数字と体感で実感しました。

DXを継続することが、今後のビジネスの成功に繋がると確信しています!

・・・

・・・うん。

社長、DX事業は継続するべきです。

私は彼らの頑張りを日々目にしていました。

そして、3ヵ月で事業継続可否の判断をさせるまでの実績を得ています。

彼らの取り組みは、今後我が社を成長させてくれる誇れる一歩です。

私は彼らの取り組みを全力でサポートいたします。

そうか。そうしようか。

じゃあ...本格的にやるなら不動くんはマネージ​ャーでいいか。

うん​?

頼んだよ。DX推進事業 マネージャー。

こん​な簡単に決まります?怖いですよ。

だって結構前から決めてたんだもの。


これが報酬だけど、い​らないの?

欲しいですねー!はっはっは!

よろしくね、マネージャー。

はっはっは!

...って、社長...


また大量のアナログ業務持ってくるんじゃないでしょうねぇ..

アナログ業務減りましたよ。

うちがIT化、DX推進に取り組んでいると取引先に言ったら、

ク​ラウド共有やシステム間での契約作業等、

デジタルコミュニケーションを​提案してきました。

おかげで​双方が業務効率化でwin-winっすね~

なるほど。

やっぱりチャラいけどまともだなぁ。


...うん。

チームメンバーを筆頭に、社員が協力してくれたから実績を出せた。

社長、私個人ではなく、DXに貢献した社員全員に還元してください!!

最初からそのつもりよ。

D​Xを継続させるには社長の私が動かないとだめでしょ。

社長...

今後もよろしく頼むよ。


...私はねぇ、新しいことや奇抜なことをする人が好きなんだよ。


そして、会社は時代とともに変化すべきだ。柔軟さと適応力。

それにはまず、私が柔軟になって、社会に適応しないとね。

不動​さん。良かったですね。

蜂子さん...本当にありがとうございました。

そして、これからもアドバイザーとしてご協力いただけますか?

きっと、これまでより助けていただく場面が多くなると思うんです。

社​長、いいですよね?

社長からは既にアドバイザーとしての継続依頼をいただいています。

・・・。


今度の報酬は?

number_iのS席チケットです。

従業員が仕事をしやすいように環境を整える。

それがワ​シの仕事だからね。

ちょっとズレてるけど...

まぁ...いっか​!

DXのステップ

本格的にDX推進企業となりました。

引き続き頑張ります!

頑張りましたね!​


DXを学ぶ


DXを企画する



DXスタート


DXを成功させる



DXを継続させる

Flat Textured Chandelier

振り返り

Checklist Illustration

変化に対応するためには

テクノロジーに触れ、使うこと

そして技術者に会うことが大切


Drop Shadow

会社の仕組みを変えるとは

DX推進に貢献した従業員への還元

DXで受けた恩恵も従業員に還元

Checklist Illustration
Drop Shadow
Checklist Illustration

企業パーパスの再考と、

データドリブン経営への転換

Drop Shadow
Checklist Illustration

経営層の理解と柔軟さが重要

 DXチームは正式に事業部として認定され、

今後も会社のDXを推進していくこととなりました。


DXの取り組みで「変革」という武器を手に入れたこの会社は、

今後どう進化し、新たな価値を提供してくれるのでしょうか。

とても楽しみですね。


次にこの取り組みをするのは、

あなたの会社かもしれません。

今回で完結です!

株式会社ビーライン

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